市からのお知らせ

「食都神戸」実践モデル活動支援事業(令和2年度募集案内)

(令和2年8月24日プレスリリース)

農漁業の6次産業化や農商工連携など、農漁業の経営スタイルが急速に多様化しているなかで、神戸市内においても、新たな品目の生産や農水産物の加工に取り組む農漁業者、地産地消にこだわりをもつ飲食店、地場産食材による新たな商品開発に取り組む企業など、神戸の農漁業と連携した新たな事業展開が広がりつつあります。

一方、神戸市では、平成27年度から「食都神戸」を掲げ、農漁業者や食関連事業者、一般市民が「神戸の農漁業や食」に対する意識を高め、積極的に活用することで、国内外から神戸が新たな食文化の都として注目される街づくりをすすめています。また、従来消費者の立場であった都市地域の市民にとっても、新しい「食」「農業」との関わり方が求められると考えられます。

この「食都神戸」に共感し、神戸の風土で育まれた様々な食を活用して、「地産地消の推進」や「世界への神戸ブランドの発信」を目的に、市民や事業者が実施するモデル的な活動を、市としてサポートするため、この度「食都神戸」実践モデル活動支援事業につきまして令和2年度に取り組む事業者を以下のとおり募集いたします。

1.事業内容
(1)事業メニュー1
神戸産農水産物を活用した新商品開発や神戸の新たな特産物づくり
事業対象者:市内農漁業者、または市内農漁業者と連携する民間事業者等
受益者:事業効果が、市内農漁業者3戸以上に対して見込まれること
補助額:補助対象経費の2分の1以内(1事業あたりの上限50万円)

(2)事業メニュー2
神戸の街で新たな「食」の価値の創造につながる先進的な活動
事業対象者:市内に拠点を有する10者以上の事業者が構成する団体等
受益者:事業効果が、市内農漁業者および民間事業者10戸(社)以上に対して見込まれること
補助額:補助対象経費の2分の1以内(1事業あたりの上限100万円)

(3)事業メニュー3
神戸の都市地域における農業体験及びコミュニティ形成の場の提供
事業エリア:西区・北区を除く市街化区域
事業対象者:市内に拠点を有する民間事業者・協議会・組合・任意団体等
受益者:事業効果が、都市地域の住民10名以上に対して見込まれること
補助額:補助対象経費の2分の1以内(1事業あたりの上限20万円)

2.応募方法
(1)提出方法
所定の様式を郵送または持参

(2)応募窓口
神戸市経済観光局農水産課
【所在地】神戸市中央区御幸通6-1-12 三宮ビル東館3階
【電話】078-984-0380

(3)応募期限
令和2年10月30日(金曜)正午必着
※先着順に審査を行います。予算がなくなり次第、募集を終了いたします。

3.応募後のスケジュール
(1)応募書類の審査 → 採択
・必要に応じてヒアリングを行う場合があります。
・審査により全部あるいは一部の事業について採択されない場合、補助金額が減額となることがあります。

(2)補助金等申請書類の提出 → 補助金等交付決定

(3)交付決定後、事業実施 → 事業完了 令和3年3月15日(月曜)まで

(4)事業完了後、実績報告書類等の提出、補助金請求

4.「食都神戸」構想とは
神戸は日本の中心部に位置し、田園地域と瀬戸内海に囲まれた農漁業地域であるとともに、港町として交易を中心に栄えてきた経緯から、他の都市では見られない独自の多様な食文化が醸成されています。平成27年から、この神戸のポテンシャルを活用し、食を軸とした新たな都市戦略「食都神戸」構想を掲げ、世界に誇る食文化の都の構築をすすめています。近い将来、神戸市が新しい食文化の発信地として、食で賑わい、世界中から注目される街になることを目指します。