神戸市では、海と山に囲まれた立地から豊かな農水産物が生産されています。また、世界に開かれた港町として多様な食文化が醸成されており、食で賑わい、食で人々が集う都市戦略として「食都神戸」を推進しています。
その一環として、学生とクリエイターがチーム(ラボ)を結成し、神戸の食や農漁業の魅力を様々な角度から発見し発信する「KOBE“にさんがろく”PROJECT」を行っています。
このたび、今年度の活動に取り組んだ6つのラボによる最終報告会を開催します。
1 概要
(1)目的
令和4年度KOBE“にさんがろく”PROJECT「ノーギョ・ギョギョ・ギョギョーラボラトリーズ」では、近畿圏の学校(大学(院)、短期大学、専門学校あわせて15校)に通う学生26名が神戸で活躍するクリエイター6名とともに活動しています。神戸の農漁業の現場で関係者と関わり合いながら農水産物の魅力を発見し、より多くの人に伝えるための活動に取り組んできました。学生達の活動レポートはHP(https://nogyogyo.jp/)よりご覧いただけます。
その集大成として、ラボで取り組んだ内容や製作物を発表する最終報告会を開催します。
(2)開催について
日時:令和5年2月5日(日曜) 10時から16時まで
場所:ふたば学舎(神戸市長田区二葉町7丁目1番18号)
一般視聴:オンライン開催(YouTube)
運営協力いただいている旧グッゲンハイム邸のチャンネルにて配信します。
時間になりましたら配信を開始します。
Guggenheim House
https://www.youtube.com/c/GuggenheimHouseShioya/featured
参加費:無料
次第:
あいさつ | 10時00分から10時10分 | KOBE“にさんがろく”PROJECTについて |
---|---|---|
チーム活動報告 | 10時10分から10時40分 | ラボ1 私たちが守り育てる、神戸の海・山・田畑 |
10時40分から11時10分 | ラボ2 漁業と市民の接点を生み出す「黒鯛(チヌ)の知名度アップ」 |
|
11時10分から11時40分 | ラボ6 瀬戸内の食文化を解き明かし瀬戸内料理を開発するプロジェクト |
|
11時40分から12時10分 | 各クリエイターによる振り返り(小泉氏、近藤氏、岩本氏) | |
休憩 | ||
チーム活動報告 | 3時10分から13時40分 | ラボ3 神戸で漁れるしらすを知ってもらうために |
13時40分から14時10分 | ラボ4 食材も出会いも混ぜ合わせ!こどもたちがつくるミックスジュースで街とつながる! |
|
14時10分から14時40分 | ラボ5 神戸の飲食店店主による、自宅で楽しむ神戸産食材のレシピ本 |
|
14時40分から15時10分 | 各クリエイターによる振り返り(藤原氏、濱部氏、山下氏) | |
まとめ | 15時10分から16時00分 | 学生による振り返り |
2 各ラボプロフィール
(1)ラボ1 私たちが守り育てる、神戸の海・山・田畑
クリエイター:小泉亜由美(一般社団法人KOBE FARMERS MARKET)
取組内容:農村での農業体験・宿泊体験、農水産物の加工体験、特別講師によるレクチャー(農家、漁師、料理人、ローカルエコノミー活動家など)、六甲山への遠足などを通じて、農村のリアルを知り、仲間といまからできるアクションを見つけます。
(2)ラボ2 漁業と市民の接点を生み出す「黒鯛(チヌ)の知名度アップ」
クリエイター:近藤聡(明後日デザイン制作所)
取組内容:黒鯛(チヌ)をきっかけとして、実際に自分たちで魚を捌き調理してみるなど、体験を通じて神戸の漁業のリサーチを進めます。そこから知られざる神戸の豊かな海と漁業について発信します。
(3)ラボ3 神戸で漁れるしらすを知ってもらうために
クリエイター:藤原幸司(4S DESIGN)
取組内容:漁師さんにお話を伺ったり、実際に販売されている現場を訪れたり、出店しているイベントの見学など、体験やしらすに関するリサーチを行いました。そこからアプローチとして、しらす丼専用の醤油を用い、しらすの魅力を発信します。
(4)ラボ4 食材も出会いも混ぜ合わせ!こどもたちがつくるミックスジュースで街とつながる!
クリエイター:濱部玲美(株式会社KUUMA)
取組内容:神戸市内で生まれる規格外の食材やロスになってしまう野菜や果物を調査し、ミックスジュースを作ります。レシピやパッケージ、こどもたちとのチームづくりを通して、これからも繋がりが続いていくようにプラットフォームを構築します。
(5)ラボ5 神戸の飲食店店主による、自宅で楽しむ神戸産食材のレシピ本
クリエイター:山下和希(株式会社神戸デザインセンター)
取組内容:神戸産食材の生産者、そして神戸産食材を活かした料理を提供している飲食店の方々にお話を伺いました。地域で活動する方々との話を通して、「料理」を通じた地域食材の楽しみ方のレシピ本を作成します。
(6)ラボ6 瀬戸内の食文化を解き明かし瀬戸内料理を開発するプロジェクト
クリエイター:岩本順平(Creative unit DOR)
取組内容:瀬戸内エリア(山口、広島、岡山、愛媛、香川、徳島、和歌山)へ足を運び食文化のリサーチを行いました。その内容を踏まえ、神戸の料理人と共に瀬戸内料理を開発します。
各ラボの詳細はHP(https://nogyogyo.jp/#laboratory)からご確認いただけます。
3 当報告会の詳細、当日のメディア取材に関する問い合わせ先
KOBE “にさんがろく”PROJECT事務局(一般社団法人DOR)
電話番号:078-600-9496
メール:info*dor.or.jp (メール送信時に、*を@に置き換えてください)
参考1 食都神戸とは
都市地域と農漁業地域が近接した神戸独自の魅力をもっと味わってもらうべく、神戸市では2015年より「食都神戸」構想を推進しています。その一環として、神戸産農水産物に触れるなど、生産者と交流できる機会を増やし、地産地消の行動を促進することを目指しています。
食都神戸 HP:https://www.gastropoliskobe.org/
参考2 「KOBE“にさんがろく”PROJECT」とは
学生と農漁業者等をつなぎ、神戸の農漁業の新たな「モノづくり」と「ネットワークづくり」に取り組む事業です。
現在は、様々な分野で活動する神戸のクリエイターと学生チームが協働したラボラトリー(研究室)が、農家や漁師などの生産者、料理人、食品メーカーなどとコラボレーションし活動を行う「ノーギョ・ギョギョ・ギョギョーラボラトリーズ」として展開しており、今年度は26人の学生が活動中です。
ノーギョ・ギョギョ・ギョギョーラボラトリーズ HP:https://nogyogyo.jp/