高い天井や落ち着いた設えが素敵で、
季節の和菓子屋や水菓子が並ぶショーケースは玉手箱のよう。店内もですが、立地も広々とした空間が広がっていて、古くからから続く街道沿いの宿場町の立ち寄り店といった趣や貫禄に溢れています。近くに訪れた折には必ず立ち寄りたくなる、淡河のランドマークの一つとも言える素敵なお店です。

お店の歴史
初代は丹波篠山の出で、若い頃から諸国を歩き、浄瑠璃を語れば花も生ける。そんな風流人であった初代・豊助が、縁あって淡河(おおご)で元禄期からの家柄を誇る土地の菓子屋の娘と結ばれ、独自のまんじゅう作りの秘法をあみだし、明治15年に淡河本陣前に店を出したのが満月堂の始まり。以来初代の名を冠した「豊助饅頭」が名物商品となり、六代に渡って、変わらぬ味を守り続けておられます。

お勧めメニューの紹介
初代の名にちなんだ「豊助饅頭」は、透けるほど薄い皮に柔らかく仕上げられた餡がはち切れそうに詰まった、伝統の逸品。出来る限り新鮮な美味しさを味わっていただきたいとの想いで、一気に作ってしまわず、その日その日の状況をみながら、順次作られていて、常に出来立ての品が店頭に並んでいます。頬張ると柔らかく優しい餡の甘味が口の中に広がり、和菓子の、お饅頭の美味しさの原点と出会った感じがして、思わず笑顔がこぼれるお味です。

お店のPRポイント
田園風景の広がるのどかな淡河の町は、港町を連想させる神戸の中にあって、故郷の様なエリア。そこで頑なに変わらぬ味を守り続けてこられた伝統の和菓子に出会えるなんて、海と山と自然が感じられるこの町の魅力であり醍醐味。地産の素材を活用されたり、様々な地域振興にも積極的に取り組まれており、町を、地域を大切に考えておられる想いを強く感じます。



満月堂
- 所在地
- 神戸市北区淡河町淡河754-1
- 連絡先
- 078-959-0310
ご不明な点があれば、直接お店にお問い合わせください